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狂猫

ご無沙汰しております。仕事ばかりに追われています。

そんな中、谷村新司と犬塚弘が亡くなりました。谷村新司はアリスもソロも10代から20代初頭にかけて、つまり高校から大学時代に相当聴いたし、影響も受けました。いろいろ思いだすことは多いのですが、大学時代は友達とアリスのコピーやっていたり、大学祭のカラオケ大会で谷村新司の「ダンディズム」という曲で優勝した思い出があります。その後、それでNHKののど自慢予選に出場したり。でも、谷村さんの曲って、歌詞はもちろんほんとメロディーが素晴らしいですね。初期のソロアルバム(アリスと並行で)のクオリティがすごい。一度も生のライブを見なかったのが悔やまれます。

クレージーキャッツの影響も大きかったですね。音楽を笑いにすること自体、このグループがいなかったらAMOはないかもしれません。いま動画を見ても演奏者としての腕がすごいんですよね。でも、音源としてはほとんど残っていない。つまり、演奏活動がメインだったスーダラ節以前なんですよ。本来、クレージーキャッツはコミックソンググループではなく、コミックバンドだったんです。演奏しなくなってから、映画やテレビがメインとなっていき、そこから大人気になったのは皮肉な話です。犬塚さんはベースで、第4の男的な立ち位置でしたね。ソロ歌唱のレコードも出してないと思いますが、俳優としても活躍されましたね。メンバーみんなやっぱり、器用だったんでしょう。笑いをやるには演技力がいりますからね。クレージーキャッツの話はゆっくりしたところですが、あんな笑いが好きなのです。今のお笑いのツボが私には正直理解できないことが多いのです。とにかくクレージーキャッツの最後のメンバーが亡くなったということの喪失感が本当に大きく、またひとつ昭和が終わったようです。そのうち、若大将やアキラもそういうニュースが流れることでしょう。そんなニュースばかり聞きながら、思い出すことがこれからも続くと思うと、悲しくなってきます。そうして私自身も年をとっていくのでしょうが、まあクレージーキャッツの唄でも聴いて元気出しましょう!