暴力

 9月に入ると同時に急に涼しくなってきたというか、安芸高田では朝夕は寒いくらいです。カープもなんかスッキリしない試合ですが、何とか優勝はしても日本一はなかなか大変な状況です。

さて、日野皓正さんのビンタの件、いろいろメディアで取りざたされていますが、何か暴力という言葉ばかりが先行しているような印象があります。そこで、「暴力」という言葉をネット辞書で調べますと、

1 乱暴な力・行為。不当に使う腕力。「暴力を振るう」
2 合法性や正当性を欠いた物理的な強制力。[補説]書名別項。→暴力
デジタル大辞泉
と、あります。この場合において、力ずく=暴力ではないことがわかります。となるとなんでも「暴力反対」という方々の主張はわかるとして、今回の件を「とにかく暴力ふるったので悪い」というのは的はずれな指摘ではないかと思います。不当であったか?正当性を欠いたか?叩いたかではなく、そこが重要でしょう。
以前日野さんと直接お話させていただいたことがありますが、全然偉そうな人ではありません。それどころか、すごく優しくておおらかな方です。まあ、口で言うことを聞かない奴には叩いても当然と思うのは、私が年をとっているからだけではないと思いますけどね。音楽が会話かどうかはわかりませんが、今回の日野さんの行為がメディアに非難されるような時代になったことが、いい悪い以前に生きにくくなったなと正直感じました。
それは、親や先生に叩かれたことが今の私は非常に有難く感じているからです。