趣味

昨日、著名な鉄道研究者の長老のお宅へお邪魔して4時間くらいいろいろお話を伺いました。その方とは2年前にもお宅へ何度か通い資料をお借りしましたが、今年84歳。仕事ではなく、趣味と言うかライフワークで子供時代からずっと鉄道を追い続け、写真を撮り、ありとあらゆる資料を集め、乗り、研究成果を発表するなどとてつもない業績をあげられました。そして、今人生最後の三江線の本の執筆に専念されていました。趣味もここまでくると、もうその人の人生そのものです。

そして自分はもうどうなるかわからないから、この本を書いたら集めた資料は公的機関に寄贈とのこと。「自分はいなくなっても資料や形にしたものは残る」とのこと。そして、なんにもしなくても時間は過ぎる。何か一つでもこれはというものに打ち込めれば、それが残ると仰られていました。「そうさなにかに凝らなくてはだめだ」というかまやつの言葉のようでした。そして、これに関してはしんどいと思ったことはない、とも。いろいろお話しをうかがいましたが、本当すごい人です。尊敬というか憧れます。これこそ一度きりの人生。

ところで、趣味ってなんなんでしょうか?老後に備えて、趣味を作るとかはまた違う気もするのです。恋がしたいと言う人がよくいますが、恋は落ちるものでするものではありません。それと同じで、趣味は探すものでなくはまるものです。

私の場合は音楽にせよ城跡にせよまだまだ全然浅いのですが、波はあるにせよ、ここまできたら一生はまり続けていたいなと思います。ただ、どちらもたまにしんどいと思うことあって、これではまだハマり具合が足らないってことでしょうね。

では、おやすみなさい。コーネリアスの新譜、遂に買いました!