区切

東京出張から帰って翌日、翌々日と連日ライブ出演でした。

26日はバンケットへ。ユーストは何度も出演した箱ですが、ライブは初めて。弾き語りとバンドの混合ライブで、ペロペロしてやりたいわず。とは初めての対バン?でした。私は前座で気楽にやらせてもらいましたが、ムカイダーの「ピンク」のカバーを初めて披露。会場の失笑を買っていました。一方、ぺロペロのライブの中は抜群によかったです。あとメインのテジナというバンドは、今時の若者のポップバンドですが、全部踊れるすばらしく楽しいサウンドを披露してくれました。結局、その曲をしらなくても楽しく乗れる音楽がライブでは必要なのではないかと思いました。そういう意味で、まやかしプラスティックの曲もすばらしかったし、ペロペロもその次元に来たなというのが実感できました。あと友達の峯や山広朋美さんがすばらしいライブを披露していました。特に山広さんの唄は、友達でなくともメロディーも歌も抜群でうっとりしてしまいました。こういう、広島でバリバリやってる若い人やバンドたちを私が共演するというもうあり得ない体験をさせていただき、いい思い出になりました。

また、27日はラーメンぐっちさんでコンピCDのレコ発パーティーに久保モリソンやバッチグー山本とともに出演させていただき、飲み放題食べ放題という大盤振る舞いに甘やかせていただき、ほろ酔いライブをいたしました。このコンピCD、実は初めてAMOが流通に乗った音源なのです!今回収録した曲「にんじんやってます」は安芸高田市のにんじんというパチンコ屋脇の食堂ですが、そこのラーメンのことを唄ってます。以前私がワンマン録音したものですが、先日新聞でもその店のことが紹介されていました。そもそも店主にプレゼントした唄が世にでることになるとは、人生不思議なものです。

そういえば、そこにはつかいちFMで番組やってる佐野さんと言う方が、来られていました。以前番組に出たとき、非常にひどい扱いを受けてみんなで憤慨したわけですが、彼と久々に再会しました。会うなり、私が「どうも~、その際はひどいことを言っていただいたき、ありがとうございます!」と御礼を述べました。スタジオではこちらが受け身でしたが、この場では喧嘩にならない程度にいろいろ「御礼」を言ってあげました。ので、個人的にはすっきりしました。まあ、これで次に彼に会うことがあれば対等に話せる気がします。多分ないでしょうね。結局、毒舌を売りにしてるのはわかりましたが、それならば人間関係を作った上で毒を吐かないと、ただに嫌なオヤジになってしまうってことなんですよ。これは自分自身も気をつけないといけませんね。

てなわけで、連日ライブをしましたが、どちらも初めての体験をしました。それは、どちらも全く緊張しなかったのです。これまでは多少ありましたが、今回はどちらも初めての会場でしたが、全くドキドキもなし。今まで、何で本番になるとドキドキするのか、どうしたら緊張しないのか、冷静になりたいと思ってずっとやってきました。それが、とうとうその次元に到達してしまったのです。勿論、これはいい演奏とは別の話です。だから、魂がこもっていたかは疑問です。ただ、ここまで来た以上、何か一つも目標がなくなってしまったような気がします。今年は12月にヲルガン座の紅白にでて、それがAMO社長名義での最後のステージとなります。1月以降は一切予定もありません。自分の気持ちとしても、いろいろあってここ数か月悩んできましたが、これで区切りだなという感じがしています。勿論AMOとしての活動は次のアルバムもありますので継続しますが、来年については当分弾き語りのステージを行うことはないかもしれません。なんていいながら、オファーがきたらサッと乗ってしまうかもしれませんが…。本当は今年の最後にソロアルバムを作って締めたかったのですが、時間もないので、それはいずれ機会があればということで。

日々いろいろ悩んでいる一方、好きな音楽をたくさんの仲間達と楽しくライブさせてもらって、本当に幸せな1年だったと思っています。