急な話

 最近ようやく夏らしくなって、いよいよ夏本番かと思いきや台風ですか。金曜日がピークというのはこちらとしては有難い話です。木曜日が毛利元就の墓前祭で、土曜日がろんさむの出演するうじな潮風フェスタですので両方中止になっては困るのです。今回のろんさむは現時点でベストの台本でベストの楽曲をベストメンバーで出演します。それが最高の舞台ですから、これほど有難いことはありません。結成1年足らずのろんさむがどこまで成長できたか、または全然成長できてないか、それはご覧になって判断していただきたいとも思います。これまでやってきたことがどうだったかを試す、大きなポイントになるステージだと思います。

さて今朝、博物館でお世話になってた地元のおじいさんの訃報が入りました。夕方は通夜にいきましたが、日曜日まで博物館の講座に来て話した人でした。何か言いたげな雰囲気で、終わってからも事務所に入ってしばらくいましたが、特に質問とか話題を振るでもなく結局帰られました。あれが、お別れのサインだったのでしょうか?昨年度末に、地元の昔のことに詳しい方に何人も聞き取り調査をしてましたが(ビデオ撮影)、その方のインタビューをしてなかったのです。それにはっと気づいて、しまったと後悔しました。変な言い方かもしれませんが、生きてるうちに話を聞いておかないと、特に高齢者はいつ亡くなるかわかりません。これは現実なんです。自分もいずれそうなります。急に亡くなって、いくら嘆き悲しんでもどうにもならないのです。そのことを痛感しました。そのおじいさんは、非常に個性的な人でしたが、地元に関するいろんなこと知ってました。その人の頭の中にある過去の歴史や光景はもう永久に消えてしまったわけです。死は避けられないものですし、勿論悲しいものですが、それ以上に安芸高田の歴史に携わる者として何ともやりきれない気持ちです。生きているうちに何ができるかなんですよね。

急といえば、今日は安保法案の特別委員会の強行採決でした。FBやツイッター上ではみなさんいろいろ吠えてましたが、私はあれには政治的発言はしないことにしています。不特定多数が見て、意見の違いから人間関係のトラブルにもなりかねないからです。ただ、この日記では許してください。あくまで、私の日記をあなたが覗いているという設定ですので。

まあ、あの法案には賛否両論あるでしょうし、反対派が多いのかもしれません。しかし、あのプラカードを掲げた民主党議員達には、どうかと思いますよ。だって、多分党で作った2、3種類のプラカードを議長や自民党議員ではなく、全員テレビカメラに向かって掲げてるわけですから、ただの視聴者へのパフォーマンスってのが見え見えです。皆さん自民党政治がアホくさいって言ってますが、あの民主党議員の行動も相当アホ臭いですよ。あと「アベ政治を許さない」ってプラカードも、あまりに短絡的な表現です。安倍政権がしている政治を全て否定するのでしょうか?安部さん自体が嫌いってことでしょうか?そういうことじゃないでしょう?この法案の内容が問題なんでしょ?あのプラカード見ただけで、本質がずれてると私は感じました。

 結局同盟国間の「付き合い」っていうことでしょ?それが大事っていう政府の立場もわかります。そんなんで戦争に巻き込まれたら一大事って反対派の意見もわかります。ただ、私は付き合い以前に、竹島や尖閣で既に領土が侵略されているのにそれに対して何も追い返せない今の日本の法律をまず返るべきじゃないですか?日本の領土も守れないのに、なんで周辺地域の安全のことを必死になって優先するのでしょうか?海上保安庁が警告するだけじゃ何のために自衛隊がいるのかわかりません。それをきちんと対策を打ったうえで周辺地域の安全保障を考えるべきじゃないですかね?

 それにあの仏像問題。やっと1体返還するそうですが(しかも取りに来いとのこと。自国の国民が盗んだものですよ。この件に関しては韓国という国、信じられません。)、2体一括でしょ?日本の重文ですよ!日本の財産を奪われて返してもらえないなんて、領土をとられたのと同じですよ。そういうことは絶対に許しちゃいけないのです。それなのに、ある意味盗んだ韓国の有事の際のサポート(北朝鮮だけでなく勿論仮想敵国には中国もいますが)をしようと強行採決してるのはどうも理解に苦しみます。まず、自国の領土と人民と財産を守ってから、周辺との関係を考えるべきというのが、現時点での私の愚論です。久々に政治的発言してしまいました。すみません!