2013年02月12日

<ゴミのような音楽>
 最近、毎週のようにいろんなライブを「視察」しております。好きなミュージシャンや知人が出演するものですが、皆さん本当素晴らしい演奏ですごいなーと思います。アマチュアでもありこちでライブしたり、プロと一緒にされたり皆さんアクティブです。
 かたや、AMOには相変わらず全く需要がありません。アルバムの追加オーダーもなければ、ライブ出演の要望等もとんとございません。オーダーがないので知人に勝手に送りつけても、感想を述べてくれる方もあまりいないどころか、CD着いたよというメッセージさえもくれない方が多いので本当がっくりきてます。まあ勝手にこっちが送ったわけですから、礼には及ばないどころか有難迷惑というものでしょう。いちいちこっちから着いた?と聞くのも癪ですし、あんなものを送ったこっちが悪いのでしょう。それに中身聴いて一般的に気に入ってもらえるようなものでもないわけで・・・。まあ世知辛い世の中です。
 あ、これを唄にするという手もありますね!AMO得意の「過疎を逆手に取る」方式で作った、「残尿感」みたいに・・・。やはり、AMOは唄でかっこ悪いこと、情けないことそしてダサいことを肯定していきたいのです。
 そういえば『素人音楽』について、先日ある方に「あのアルバムは多くの人にとってはゴミかもしれない。ただ、一部の人にとっては宝物だ。」とズバリ指摘されました。一瞬、グサッと突き刺ささったような気分になりましたが、その後その言葉に心からの愛情を感じました。まさに、その通りなんですよね。そして、私が求めていたのもその言葉でした。それがわかる人が何人かはいることがわかったこと、これだけで今回のアルバムを作った意味があったと思います。いや、意味なんて全然ないかもしれません。下手な唄、下手な演奏、チープな音、どれをとっても聴けるものじゃありません。でもこれがAMOの実力ですし、精一杯の作品です。ただ、ここに込められた精神は世の中どこにもないはずです。
 ま、なんて理屈をこねても需要がないのは変わりないわけで、しばらく充電しながら次の活動を探っておきます。